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腰椎椎間板ヘルニアの診断

腰椎椎間板ヘルニアの診察には色々ありますが、このうち下肢を伸ばしたままどのくらい高く上げられるかを調べるラセーグテストが有名です。

痛みが無いと下肢が90度くらい上がりますが、痛みやしびれがあると坐骨神経に沿って激痛が走り、途中までしか上がりません。また、かかと立ち、つま先立ちができるか、知覚障害の有無とその程度についてもチェックしたうえで画像診断をしていきます。

レントゲン検査では、障害のある椎間板腔が狭くなるために腰が歪む、腰の蛮曲が減少する、前屈・後屈での脊椎の動きが悪くなる、すべりを生じるなどの所見がみられ、脊髄、神経などに造影剤を注入したあとでCTを撮ると、ヘルニアの大きさや出ている方向、脊髄や神経を圧迫している状態が良く分かります。

診察方法としては、最近ではMRI検査が、一般的になっています。普通、MRIでは矢状断面像と水平断面像を撮影します。

これは、人間の身体を縦に垂直に切った像と水平に横断した像です。この位置で三次元的にヘルニアの状態を見ることができるので、ヘルニアの部位、方向、大きさや程度と同時に、脊髄や神経との関係も一目瞭然にとらえることができ、しかも椎間板、正確には髄核の変性までわかります。

脊髄造影や椎間板造影などの、患者に苦痛を与え感染の恐れのある検査は、特殊な場合を除いて、もはや不要となりました。しかし、画像が強調して見えすぎるために、あまり症状のない場合でも、大きなヘルニアとして捉えられてしまうという問題もあります。

腰椎椎間板ヘルニアの診断の基本はあくまで臨床症状であり、これに対する補助診断がMRIを含む画像診断です。